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3 金古屋


天地人 雪洞庵の修行
 上杉謙信の養子となった姉・仙桃院の息子喜平次(後の景勝)は禅寺・雪洞庵の北高全祝のもとで修行することになり,小姓の一人に話し相手になる弟分として樋口与六(後の直江兼続)が選ばれました。まだ五歳の与六は,家を離れるさびしさに「行かない」と言い張りますが,母お藤に諭されます。しかし,与六はなかなか仲間となじもうとしませんでした。
 早朝ふと目覚めたお藤が戸を開けますと,寺を出てきた与六が吹雪の中で凍えていました。「与六は母上のそばが良い」と泣く与六にお藤は心を鬼にして「すぐ寺へ戻るのです」と追い出しました。与六がうずくまっている所へ喜平次が迎えに来ました。「もう歩けぬ」と泣き言をいう与六をおぶって,喜平次は雪の道を帰りました。二人の幼い心は,この時一つに結ばれたのです。